元コミュ障です。人は鍛えれば苦手を克服できます。
私は昔から話すことが苦手でした。
プレゼンしていたら途中で自分が何を言っているのか分からなくなって聞いている人たちをいつも困らせていました。
1年目のときは、こんなことばかり言われてました…
さて、そんな下手くそなプレゼンをする私がどうやってプレゼンを上達させ、会社に貢献できるレベルの営業マンになれたのかをまとめていきます。
プレゼンで困っているあなたのためになればと思います。
資料が出来ているという前提で書いていきますので、資料作りのポイントはこちらの記事をどうぞ!

プレゼン資料を印刷し、メモする
まずあなたのプレゼン資料を印刷しましょう。
そして話す内容をスライド毎にメモしてください。
- スライド毎に一番言いたいことをどーんと書く
- 前後のつながりは何か?を意識する
たったの2つです。簡単ですよね?
まずは、それぞれのスライドで一番言いたいことを全スライドにどーんと書いてください。
そして書き終わったら、前後のつながりを書いてください。
前ではこういう話を、次にこういう話をするといった感じにです。
3p目と4p目を例にしてみます。
1p目:主題(〇〇の開発)
2p目:○○を開発することによる影響(良いポイント)
3p目:この影響が発生する根拠を3つまとめ
4p目:1つ目の根拠
5p目:1つ目の根拠に対する理由・背景
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前:結果に対する根拠を次のスライドで3つまとめて述べたい
3p目:この影響が発生する根拠を3つをまとめる
後:それぞれ3つを詳しく述べたい、まず1つ目から
前:それぞれ3つを詳しく述べたい、まず1つ目から
4p目:1つ目の根拠はこれだ!
後:この根拠に対する理由と背景をグラフ付きで紹介したい
ここでのポイントはこのページの「後」と次のページの「前」はイコールになることです。
ここでイコールにならないということは繋がりが間違っている可能性があります。
私みたいにプレゼンが下手くそな人は前後の繋がりが不明確になり、何が言いたいのかわからなくなり、結果、伝わりません。
聞いている人は、「は?」となってしまうことでしょう。
繋げる場合のポイントは「接続詞」を意識してみるといいです。
次のページで反対のことを言いたい場合は「しかし」、証明するようなデータを見せる場合は「なぜなら、そのため、それから」などです。
- プレゼンが下手くそなひとは話す流れが出来ていない
- スライドを繋げるには接続詞を意識すること
台本を作る
メモ書きを基に台本を作りましょう。
最初は一字一句全部作ります。
始まりから終わりまで全部です。
つまり…
「本日はお集まりいただきありがとうございます。」から「ご清聴ありがとうございました。」まで全部です。
箇条書きで台本を作るのは慣れてからやりましょう。慣れないうちにやると、上手く繋がらなかったりしますので…
なぜかというと、プレゼンが下手くそな人は頭の中でストーリーをうまく作れないからです。
話している間にストーリーの繋がりを忘れてしまい、変なつながりを強引に作って話すようになります。
「なぜなら」とか接続詞を使って繋げてみようとしますが、まったく「なぜなら」になっていないことが多いです。
- 台本は始めから終わりまで全部作ること
- 箇条書きは慣れてから
持ち時間に合わせて実際に話す
持ち時間通りに話してみましょう。
持ち時間よりも早く終わったり、遅く終わったりする場合は、説明が簡単すぎたり、無駄な話があったりすることが原因です。
資料を追加したり、台本を変えたりしてみましょう。
ここでのポイントは、本番は話すスピードが速くなってしまう傾向ですので、少しオーバーするぐらいが丁度良いです。
- 持ち時間を把握しよう
- 練習では少しオーバーするぐらいがベスト
録音・録画する
これ、すごく面倒くさいですけど、上達するうえでかなり重要です。
あなたが話しているところを録音してください。
「話すスピード」「間」「滑舌」これらを客観的に見ることであなた自身の話す癖が分かるようになります。
- 話すスピードはどうですか?
- ストーリーとストーリーの間に「間」がありますか?
- 聞き取りやすい話し方をしていますか?
そして余裕があれば録画してみてください。
プレゼン中のあなたの「顔」「目」「口」「姿勢」を客観的に見ることであなた自身のプレゼンしているときの特徴が分かるようになります。
- 下ばっかり見てませんか?
- パソコン画面ばかり見てませんか?
- ちゃんと聞いている人を見ていますか?
最初に実践したときは本当に笑いました。
話すスピードは速いし、焦ってすぐ次のスライドに行くし、滑舌は悪くて何言っているわからんし…で。
私は緊張すると話すのが早くなる性格でした。
プレゼンが苦手な人は総じて「話すスピードが速い」です。
まずはゆっくりと話すことを心がけてください。
一字一句ゆっくりと。
それでも、あなたが思っている以上に聞いている人は早く感じていると思います。
あなたは内容を理解しているので、早くても頭にすんなり入ってきますが、初めて聞く人は頭でゆっくりと内容を整理しています。
つまり、話すスピードが早いと、内容を整理する前に次の話に行ってしまうため、内容が追い付けず、分からなくなってしまいます。
- 録音することであなたの話す特徴をつかむ
- 録画することであなたの立ち振る舞いを見る
- あなたが思っている以上に聴いている人は早いと感じている
実際に聞いてもらう
あとは実際に聞いてもらってください。
あなたの気づかない発見があるはずです。
なるほど。ここはこうしたらいいのかと。
実際に私は1年目のときはOJTを捕まえてプレゼンを聞いてもらってました。
でもOJTは最後までしっかりと聞いてくれて、指摘も頂きました。(ここまでしてくれるのはホワイト企業の特権かもしれません。)
- 実際に聴いてもらって意見をもらう
最後に
聞いてもらうのが難しい人はまず1~4を実践してみてください。
練習を積み重ねることで、プレゼンが上手になります。
プレゼンをするときに緊張する最大の理由は準備不足によるものです。
つまりプレゼンが不安なのです。
こんな内容でいいかな?ちゃんと話せるかな?って。
台本さえあればその不安は少しでも無くなります。
内容についてもしっかりと精査すれば不安は無くなります。
「これでいいや」という資料は誰が見ても響きません。
しっかりと準備して挑んでみてください。
1年後、あなたのプレゼンで感動する人が増えることを祈ります。